【隠れた名作再発掘】フロム・ソフトウェアのカードアクションRPG『RUNE』シリーズとは?
『DARK SOULS』や『ELDEN RING』などで知られるフロム・ソフトウェア。
その“死にゲー”のイメージとは一味違う、知る人ぞ知る名作があるのをご存知でしょうか?
それが、ニンテンドーゲームキューブで展開された『RUNE』シリーズ。
カードとアクションを融合した独創的なRPGで、今もなお一部のファンに語り継がれています。
この記事はこんな方におすすめ!
フロム・ソフトウェアの歴史をもっと知りたい ゲームキューブのユニークなRPGを探している 「カード×アクションRPG」という響きにピンときた 忘れられた名作を再発見したい
『RUNE』シリーズとは? フロムのGC初挑戦作
ゲームキューブでの初参入タイトルとして2002年に発売された『RUNE』。
続編の『RUNE II』は翌2003年に登場し、さらにシステムが洗練されました。


『RUNE』:カードで戦う王女カティアの冒険
■ 物語
アーガイル王国の王女・カティアは、謎の「黒い霧」に包まれた王国と、失踪した父王の行方を追い、魔法カードを操る旅に出ます。

謎の少女との対決、世界に散らばる「鍵」の探索、そして黒幕との戦い――

王道ながらも、どこか影のある物語は後のフロム作品を彷彿とさせます。
■ バトルとシステムの魅力
・主人公は戦わず、カードで戦うリアルタイムバトル
カードは「召喚」「武器」「罠」「補助」の4系統+5属性 一度使ったカードは再使用不可。リソース管理が重要 敵の封印=カード化など、収集・育成要素も充実 30枚デッキの構築戦略が勝敗を左右



■ 評価と反響
ファミ通:33/40 ユーザー評価:平均★4.0(Amazon当時) 「他にないシステム」「暗くて魅力的な世界観」 一方で、テンポや操作性にはやや難ありとの声も


『RUNE II』:正統進化で戦略性と快適性が大幅アップ!
前作の課題を改善し、新たな要素を加えたのが『RUNE II』。
主人公も一新され、世界観もさらに広がります。


■ 物語と世界観
盗賊ギルドに属する少女・リズは、ある事件をきっかけに世界の運命に巻き込まれていきます。
前作から数世代後の物語で、伝説となったカティアの存在も示唆されます。

■ システム進化のポイント
TPS視点&カメラ操作対応で快適な探索 ランダムエンカウント廃止でテンポ良好 カード総数大幅増(約236枚) 新要素「変化系カード」でリズがクリーチャーに変身(飛行など)
Z-エフェクト/Z-コンボ:戦略の幅を広げる新システム デッキ操作の自由度向上、探索の再訪性もプラスに



■ 評価と反響
Metacritic:68/100 ファミ通:30/40 GameSpot:7.6/10(当時のGC部門最優秀タイトル) Amazon評価:★4.2(前作より高評価) 特に「完成度の高いカードアクションRPG」として好評



『RUNE』に息づく“フロム・ソフトウェアらしさ”
『RUNE』シリーズは、カードバトルという特殊な形式ながら、後のフロム作品に通じる共通点が多く見られます。
重苦しい空気と孤独な旅路 自らの成長で突破していくゲーム構造 試行錯誤を楽しむプレイ体験


『DARK SOULS』の原型とまでは言いませんが、確かな設計思想の萌芽がここにあります。
まとめ:知る人ぞ知るフロムの“原点”を、今こそ体験してみよう
『RUNE』と『RUNE II』は、単なるマイナー作品ではありません。
今のフロムファンにこそ刺さる、隠れた名作です。
少しクセはありますが、プレイすればするほど味が出るシリーズ。
あなたの“フロム愛”をより深くしてくれるはずです。
💡おまけ:遊ぶにはどうすれば?
主に中古市場でディスクを入手するかGC互換機やエミュレータ環境が整っていればプレイ可能です。
(※エミュ使用時は正規のディスク所持を前提に)
みんなの反応
・「え、フロムってカードゲーム作ってたの!?」
・「この雰囲気…たしかに今のフロムの面影あるな」
・「昔これやってた!めちゃくちゃ懐かしい…」
・ 「カードRPGってだけで気になるし、今からでも遊びたい」
