輝く太陽、どこまでも広がる青い海、そして陽気な住民たち――。2002年にニンテンドーゲームキューブで発売された『スーパーマリオサンシャイン』は、シリーズの中でもひときわ明るく、開放的な雰囲気を持つ3Dアクションゲームの名作です。
マリオの相棒となる「ポンプ」を使ったユニークなアクションと、美しいリゾートアイランド「ドルピック島」を舞台にした冒険は、他のマリオ作品では味わえない唯一無二の体験を約束してくれます。この記事では、そんな『スーパーマリオサンシャイン』の魅力を、ストーリーからゲームシステムまで、詳しくご紹介します。
ストーリー ～濡れ衣を着せられたマリオの汚名返上劇～
物語は、マリオ、ピーチ姫、キノピオたちが、南国リゾート「ドルピック島」へバカンスに訪れるところから始まります。しかし、彼らが島に到着すると、島中が謎のドロドロの落書きで汚されており、その犯人としてマリオそっくりの謎の人物「ニセマリオ」が目撃されていました。
不幸にも、マリオはニセマリオと間違えられ、島を汚した犯人として逮捕されてしまいます。無罪を証明するため、そして島に平和を取り戻すために、マリオは島で出会ったポンプ型メカ「ポンプ」を相棒に、島の輝きの源である「シャイン」を集めながら、島中に描かれた落書きを掃除していくことになるのです。
果たしてマリオは、島の汚名をそそぎ、捕らわれたピーチ姫を救い出すことができるのでしょうか？
ゲームの舞台「ドルピック島」の魅力
冒険の舞台となる「ドルピック島」は、イルカの形をした美しいリゾートアイランドです。島の中心地である「ドルピックタウン」を拠点に、プレイヤーは様々なエリアへと冒険に出かけます。
- ドルピックタウン: 島の玄関口であり、活気あふれる港町。
- ビアンコヒルズ: のどかな丘陵地帯に、巨大な風車がそびえ立つエリア。
- リコハーバー: 巨大な船やクレーンが立ち並ぶ、アスレチック要素の強い港。
- マンマビーチ: 美しい砂浜と透き通った海が広がる、まさに南国のビーチ。
- ピンナパーク: 遊園地を丸ごとステージにした、ワクワクするアトラクションが満載のエリア。
- シレナビーチ: 夕日が美しい高級ホテルが舞台。ホテル内にはオバケも…？
- マーレのいりえ: 神秘的な雰囲気が漂う、深い入り江。水中の探索がメインとなります。
- モンテのむら: 温泉が湧き出る、ヤシの木の上に築かれた村。
それぞれのエリアが個性的で、探索するだけでも楽しい、魅力的な世界が広がっています。
本作の主役！相棒「ポンプ」と多彩なアクション
『スーパーマリオサンシャイン』を象徴するのが、背中に背負った相棒「ポンプ」の存在です。このポンプを使いこなすことが、冒険の鍵となります。
基本アクション（放水）
Rボタンを押すと水を噴射！ドロドロの落書きを洗い流したり、敵に水をかけて攻撃したり、仕掛けを動かしたりと、様々な用途があります。
ホバーノズル
水を真下に噴射することで、一定時間フワフワと空中を浮遊できます。通常のジャンプでは届かない場所へ移動したり、落下死を防いだりと、最も使用頻度の高い便利なアクションです。
ロケットノズル
ポンプの力を溜めて、天高く垂直に大ジャンプ！高所へ一気に移動することができます。
ターボノズル
ポンプの力で猛スピードでダッシュ！水上を走ったり、特定の扉を突き破ったりすることが可能です。
これらのポンプアクションを状況に応じて使い分けることで、マリオは広大なドルピック島を縦横無尽に冒険します。
純粋な腕前が試される「ヒミツコース」
各ステージには、ポンプが使えなくなる特別なアスレチックコース「ヒミツコース」が存在します。ここでは、ポンプの力を借りずに、マリオのジャンプアクションだけでゴールを目指さなければなりません。
昔ながらのマリオのような、純粋なプレイヤースキルが試されるこのコースは、歯ごたえ抜群。何度も失敗を繰り返しながら、少しずつ進んでいく達成感は格別です。
まとめ：夏にぴったりの、唯一無二のマリオ体験！
『スーパーマリオサンシャイン』は、ポンプという独創的なシステムと、明るく美しい南国の世界観が見事に融合した、シリーズの中でも異彩を放つ傑作です。
そのユニークなアクションと開放的な雰囲気は、発売から20年以上経った今プレイしても、まったく新しい驚きと楽しさを与えてくれます。特に、これから夏本番を迎えるこの季節（2025年6月26日現在）にプレイするには、これ以上ないほどぴったりの一本と言えるでしょう。
現在では、Nintendo Switch用ソフト『スーパーマリオ 3Dコレクション』などでプレイすることが可能です。
あなたもこの夏、ポンプを片手に、マリオと共にドルピック島の冒険へ旅立ってみませんか？
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