【PSP名作ソフト特集】絶対やるべき!今なお輝くおすすめ神ゲー10選
「カシャッ」というUMDをセットする小気味よい音。独特の起動音の後に広がるクロスメディアバーの画面。そして、少しクセのあるアナログパッドの感触…。
2004年に発売された「PlayStation Portable (PSP)」は、単なる携帯ゲーム機ではありませんでした。通学カバンに忍ばせ、休み時間に友達と集まり、寝る間も惜しんで没頭した、私たちの青春そのものでした。
今回は、そんなPSPで発売された数多のソフトの中から、「これは絶対にプレイすべき!」と断言できる、今なお輝きを失わない伝説の名作たちをジャンル別に厳選してご紹介します。
あの頃の熱狂を思い出す人も、新たな名作を探している人も、ぜひこの旅にお付き合いください!
【アクション】日本中を熱狂させた、協力プレイの金字塔
モンスターハンターポータブル 2nd G

PSPを語る上で、この作品を避けて通ることはできません。「一狩りいこうぜ!」を合言葉に、日本中にモンハン旋風を巻き起こした、まさに社会現象級のタイトルです。


- 魅力:
強大なモンスターを仲間と協力して討伐する達成感は、他の何にも代えがたいものでした。アドホック通信で顔を突き合わせて遊ぶ協力プレイの楽しさは、オンラインが主流の現代とはまた違う、特別な熱気がありました。”モンハン持ち”と呼ばれる独特の持ち方を編み出したのも、良い思い出です。
- 今遊んでも面白い?:
G級クエストの圧倒的な歯ごたえと、膨大なボリュームは今なお健在。アクションゲームの原点的な面白さがここに詰まっています。
GOD EATER BURST

モンハンとは一味違う! ハイスピードな戦闘とドラマティックなストーリーで、新たなファン層を確立した討伐アクションです。

- 魅力:
「捕喰(喰らう)」ことで得られるアラガミバレットでの追撃や、仲間との連携が鍵を握るスピーディーな戦闘が爽快!魅力的なキャラクターたちが織りなす重厚なストーリーは、ただモンスターを狩るだけではない、深い没入感を与えてくれました。
- 今遊んでも面白い?:
無印版から大幅に進化し、ストーリーも追加された「BURST」は完成形。シリーズの原点として、物語とアクションの見事な融合を体験できます。
【RPG】心に刻まれる、忘れられない物語
CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-

「男は背中で夢を語る」――。FF7本編の過去を描き、多くのプレイヤーの涙を誘ったアクションRPGの傑作。主人公ザックスの生き様は、決して忘れることができません。

- 魅力:
FF7に繋がる感動的で切ないストーリーは、ファンならずとも必見。スロットのリールが戦闘をドラマティックに演出する「D.M.Wシステム」も独創的でした。
- 今遊んでも面白い?:
リマスター版『リユニオン』が発売されましたが、PSPで描かれたザックスの物語の原点に触れる価値は十分にあります。エンディングは、何度見ても胸が熱くなります。
英雄伝説 空の軌跡 FC / SC / the 3rd

JRPGの最高峰と名高い「軌跡シリーズ」の原点。緻密に練られた世界観と、魅力的なキャラクターたちが織りなす長大な物語は、まさに圧巻の一言です。


- 魅力:
主人公エステルとヨシュアの旅を通して描かれる、仲間との絆、国家間の陰謀、そして感動的なストーリーは、一度始めるとやめ時が見つからないほどの吸引力を持っています。素晴らしいBGMも物語を彩ります。
- 今遊んでも面白い?:
今なお続く長寿シリーズの原点であり、その面白さは全く色褪せていません。「FC」と「SC」は連続した物語なので、ぜひセットでプレイしてほしい作品です。
ペルソナ3 ポータブル

スタイリッシュなUIと音楽、そして昼は学園生活、夜はダンジョン探索という独自のゲーム性で人気を博した『ペルソナ3』。PSP版はファンにとって特別な一本です。


- 魅力:
最大の特徴は、PSP版で追加された「女性主人公」の存在。男性主人公とは全く異なる視点やコミュニティで物語を追体験でき、作品の世界をより深く味わうことができます。
- 今遊んでも面白い?:
現行機への移植版もリリースされており、アクセスは良好。システムはシンプルながら、「1日」の過ごし方を考える楽しさは健在です。
【シミュレーション】頭脳と戦略が試される戦場へ
タクティクスオウガ 運命の輪

シミュレーションRPGの金字塔が、PSPで究極の進化を遂げた作品。プレイヤーの選択が物語を大きく分岐させる、重厚な戦記物です。


- 魅力:
高低差のあるマップでユニットを動かす戦略性の高いバトルと、民族紛争をテーマにした、決して綺麗事では済まないダークで深遠なストーリーがプレイヤーを引き込みます。
- 今遊んでも面白い?:
リメイク版『リボーン』も素晴らしいですが、このPSP版で完成されたシステムの評価も非常に高いです。骨太なシミュレーションを求めるなら、間違いなくコレ。
勇者のくせになまいきだor2

「魔王となって勇者を撃退する」という逆転の発想が光る、唯一無二のダンジョン・マネジメントゲーム。ドット絵とシュールなユーモアがたまりません。

- 魅力:
ツルハシで土を掘り、食物連鎖を利用して魔物を繁殖させ、ダンジョンの生態系を作り上げて侵入してくる勇者を待ち構える。この独創的なゲームシステムと、くすりと笑えるテキストセンスはまさに天才の仕事です。
- 今遊んでも面白い?:
シンプルながら奥深く、ついつい何度もプレイしてしまう中毒性があります。今プレイしても新鮮な驚きがあるはずです。
【リズム&バラエティ】個性が光る、忘れられない一本
パタポン2 ドンチャカ♪

「パタ・パタ・パタ・ポン♪(進め)」「ポン・ポン・パタ・ポン♪(攻撃)」リズムと戦略が融合した、”コマンド・カーニバル”ゲーム。この楽しさは遊んだ人にしかわかりません。

- 魅力:
リズムに合わせてコマンドを入力し、小さな“パタポン“たちを指揮して巨大な敵に立ち向かう一体感が最高に楽しい!キャラクターや武器の収集・強化といったやり込み要素も豊富です。
- 今遊んでも面白い?:
これほど独創的で、熱中できるゲームは他に類を見ません。リズムゲームとRPGが見事に融合した傑作です。
DJMAX PORTABLE 2
「PSPの音ゲーといえばコレ!」と多くのプレイヤーが口を揃える、本格音楽ゲームの代表格。クオリティの高い楽曲と、挑戦しがいのある譜面が魅力です。

- 魅力:
J-POP、ロック、トランス、クラシックなど、多彩でハイクオリティな楽曲の数々。ボタンを押す楽しさと、上達していく実感を手軽に味わうことができました。
- 今遊んでも面白い?:
音ゲーの普遍的な面白さが詰まっています。今でも通用する楽曲のクオリティは一聴の価値あり。
メタルギアソリッド ピースウォーカー

「メタルギア」本編に勝るとも劣らない、超弩級のボリュームとストーリーを携帯機で実現した傑作。特に協力プレイは最高でした。


- 魅力:
潜入任務を最大4人で協力してプレイできる「CO-OPS」がとにかく熱い!仲間と声を掛け合い、巨大な兵器に立ち向かった思い出は、多くのプレイヤーの心に刻まれています。ストーリーもMGSシリーズの核心に迫る重要な物語です。
- 今遊んでも面白い?:
HDエディションも発売されており、遊びやすい環境が整っています。濃厚なスパイアクションとストーリーを今こそ体験してほしいです。
まとめ:あなたの心に残る、最高の一本は?
今回ご紹介したのは、数多あるPSPの名作のほんの一部に過ぎません。
PSPは、美麗なグラフィックで壮大な物語を描き出し、手軽な通信機能で友達との絆を深めてくれた、まさに「夢の携帯ゲーム機」でした。
今ではリマスター版や移植版で遊べるタイトルも多いですが、あの小さな画面と、少し頼りないアナログパッドで夢中になった日々の記憶は、何物にも代えがたい宝物です。
あなたの心に最も強く残っているPSPの名作ソフトは、何ですか? よろしければ、ぜひコメントで教えてください!